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2012-07-19

潮干狩に関する知識

この前初めて潮干狩に行き、無知故に結構大変な思いをしたのでその記録を残す。
とりあえず言えることは、帰宅後からが本番で砂抜き処理に最低4時間は見ておく必要あり。
事前に砂抜きに必要な準備物も揃えておく方が良い。


■貝の見分け方 ※β版、次回行った時に確認します
対象:アサリ、ハマグリ、シオフキ、バカガイ。それ以外が混じっているときは対象外

採取の際に使えるチェックポイント
①膨らみ(丸みを帯びているだけでなく、餅が膨らむ様に膨らんでいる)
②ツルツル(サラサラでもなくツルツル
③蝶番の横の身のはみ出し(楯面?

各貝の持つ特徴
アサリ:③
ハマグリ:①②③
シオフキ:①②
バカガイ:②

その他の特徴
アサリ:
鮮やかで縞が整然としている方が美味しい、灰色やまだら模様は朝鮮産で美味しさに欠ける
紋様は、三角形の頂点から口に向かってある
大きさはせいぜい5cmくらい
平べったいほうが美味しい
シオフキ:
白っぽい
バカガイ:
三角形の頂点を中心として、円心状に模様があり
三角形の頂点から口に向かって貝殻に溝がある
5cmを超えるようならバカガイの可能性大
基本的に口をうっすら開けている
赤褐色/茶褐色

ネットではサイトによって微妙に言ってることが違うので次回再確認しないと妥当性不明
一番妥当だと思えた情報を載せてある

■砂抜き
諸説あるようなのでその中から自分が正解だと思ったものを採用しています
経験回数1回なのでせいぜい参考程度に

シオフキ、バカガイは砂抜きが困難でアサリと同様に食すつもりであれば破棄した方が良い
剥き身にして手で砂を洗えばいいらしいけど未確認、貝は体内に砂を溜めるわけではなく、貝の内側に溜めているだけらしい。
というわけでここではアサリハマグリについて記述する

まず、砂抜きの概要は、呼吸をさせて貝の内側に溜め込んでいる砂を吐き出させること。
この時、呼吸を促進させたり死なないように?水につける。
死んだ貝が混じっていると周りまで腐り始めるらしいので見つけ次第除去する。

水はできれば産地の海水が良いが持って帰れなかった場合は食塩を加えて塩水を作る。
食塩水の濃度は種類によって適切な値が異なるらしく
アサリ:3-4%
ハマグリ:2-3%
らしい。両方居る場合は間を取って3%か。
コレが悪いと砂を吐かなかったり死んで腐ってしまうので注意。

準備
・平たくて貝の高さが収まるトレイ、貝の量だけ
・新聞紙、トレイの数だけ
・食塩、貝の量だけ
・冷暗所、多少水が飛ぶので風呂場がオススメ
・冷凍する場合はジップロックなど


手順
1. 真水で揉み洗い。
貝殻と貝殻を擦りつけるようにしてドロを落とす。
この時に貝が割れてるものは破棄、開く場合も死んでいるので破棄する。
2. 冷暗所で水抜き。
トレイに貝を積み重ねずに平たく置く。
水位は貝の高さの半分位にする。そうすると呼吸を促進できる。
結構水を勢い良く吐き出すのでトレイに新聞紙でも被せる。暗所作りの意味でも。
その状態で3時間ほど放置する。あまり様子を見ない方がいい。
トレイは貝が収まるくらいの平らなトレイが理想。
  ボウルなんかだと貝によって水没してしまったり、積み重なったりする。
  そうすると吐いた砂を下の貝が取り込んでしまったりする。
砂抜き中に水が白い何かで汚染されたり、生臭い場合は死体が混ざっている場合がある。
冒険する必要がなければ全部破棄したほうがいいかも。
時期によっては産卵する場合もあるらしいからその場合も同様の症状になるかも。
3. 真水で揉み洗い。
吐き出した砂や粘液を洗う。
4. 空気中で3時間ほど放置。
最大3時間、放置すると旨味が増す。
常温で良いが夏は冷蔵庫のほうが良さそう。20度が適温らしい。
アサリは呼吸ができないと人間にとって旨味成分であるコハク酸を生成する。
そしてそれは3時間を超えるとあまり増えないどころか、呼吸困難で死んでしまうらしい。
5. キッチンペーパーなどで水気を取る。

以上で砂抜き完了。

■保存
※ここではアサリ、ハマグリについて言及

すぐに使わない場合、保存方法は冷蔵、冷凍どちらでもよくて
冷蔵:普通に皿などで保存(2~3日?)
冷蔵だと多少生きているので使う前に再度洗ったほうがいい
冷凍:ジップロックなどにいれて極力空気を抜いて保存
(2週間~1ヶ月くらいか?、もっと長期で持つという情報もあり)
冷凍の場合は使う際に自然解凍NG
いきなり熱湯で調理すること、そうしないと貝が開かない、水からはダメ
水と一緒に冷凍した方が美味しさが逃げないとの話もあるが未確認

■調理
※ここではアサリ、ハマグリについて言及

汁物に入れてだしを取る場合は水の状態から貝を入れて沸騰させる(冷凍を除く。
貝自体に味を残したい場合は沸騰状態から極力短時間で仕上げる。

50度くらいの水で口が半開きになる貝は死んでいるので除去する
なお、俗説として「調理で口が開かないアサリは死んでいる」というのがありますがこれは嘘で、生きていても開かないものは開きません。特に調理が下手だと開かない。

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以上、潮干狩に関する知識。
これだけ知っていれば初心者でも十分楽しめるはず。
本題から外れるけど補足で、サンダル×!水がはねて周りに迷惑かかるし自分も服にかかる。長靴が良い。



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