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2011-08-27

UPnP(仮)

UPNPとは
ユニバーサルプラグ&プレイ(Universal Plug & Play)の略。Ethernetや無線LAN、IEEE1394(over IP)ネットワーク上にある様々な機器を「接続するだけで」ネットワーク上での利用を可能とする技術の総称。

基本的には以下の機能の総称である
IPアドレス割り当て
DHCP、およびプライベートアドレスの自動割り当て技術が用いられる
名前解決
DNS、およびIPブロードキャストによる。
デバイスの発見と機能の把握
SSDP(Simple Service Discover Protocol)と呼ばれるプロトコルを用い、IPブロードキャストでデバイス同士のマッチングを行う。またLDAPサーバがある場合は、それによりネットワーク上にある機器の管理を行うこともできる



UPnPのNAT越えの仕組み

Q.
通常、外部からルータに届いたパケットはNAT設定にしたがってプライベートIPへ変換されると理解しているのですが、UPnP対応ルータとWinXP使用環境下ではポート解放していなくても外部からのアクセスが可能と聞きます。
その仕組みがどうしても理解出来ません。
ルータに届くパケットには宛先としてグローバルIPとポート番号が記述されているのが普通と思いますが、ルータに複数のクライアントがぶら下がっているとして一体どうやって目的のプライベートIPアドレスを探し出してパケットを転送するのでしょうか?

A.
UPnP環境ではまず、ルーターがブロードキャストで、UPnP対応である自分の存在をネットワーク全体に知らせます。(TCP Monitor Plusあたりのソフトで見るとわかります。ルーターのアドレスから、頻繁にブロードキャストをしています。)

そして、そのパケットを受け取ったUPnP対応のOS(WinXP等)は、自分の上で動いている、外部からのアクセスを受ける必要のあるソフト(MSN Messenger等)を検出し、自分のLAN用IPアドレスとともにUPnPルーターに通知します。

こうすることで、ルーターはWANの特定ポート宛に入ってきたトラフィックを、LAN内の特定のマシンの特定ポートに転送する仕組みをつくり、外部からのアクセスがLAN内のマシンで受けられるようになります。
本来なら手動でするはずの“ポート開け”の作業を、PCのOSとルーターが協力して、自動的にできるようにした仕組みがUPnPです。




WindowsMessengerがルーターを介すと使えない理由
(古い情報?)
 Windows Messengerでは、IPアドレスやポート番号をパケットのヘッダーだけでなく、データ本体部分にも入れ、これを使って通信を行う。ルーターはヘッダー部分しかグローバルIPに変換しない。そのため、受け取った相手が返信しようとしても、返信先が(データ本体部分にある)プライベートIPなので、通信ができなくなってしまう。

 この問題を解決するのが、ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)。
ルーターがUPnPに対応していれば、アプリケーションからルーターのグローバルIPを問い合わせることができる。送信データ内にあらかじめこのIPを入れることで、Windows Messengerは通信できるようになる


2011-08-24

XBOX360で固定IPにできないとき。

XBOX360で固定IPでのみネットワークテストが失敗することがあります。
エラーメッセージとしては
エラー: NAT タイプはストリクト (またはモデレイト)です
http://support.xbox.com/ja-jp/pages/xbox-360/troubleshoot/kb/error-your-nat-type-strict.aspx?kbid=979000
といったもの。

検索してみるとポートをあけるだとかUPnPを有効にするだとか書いていますが。それらを全部やっていたのにできない場合。
→ルーターのUPnP NAT情報消去
これで解決しました。めっちゃじかんかかった・・・。




2011-08-20

UbuntuでDLNAサーバー(3/3)

前回でひと通りのインストールは完了しました。ここからは追加作業になります。


ffmpegインストール
後述のサムネイル生成、トランスコーディングにffmpegを使います。
ffmpegは様々な形式の動画・音声を処理できるソフトウェアです(?)
本当はソースコードからビルドすべきみたいなのですが、何度やってもエラーとなり、ネットでも失敗している人が多かったのでビルド済のものをapt-getでインストールしました。細かな設定や対応形式の追加ができなさそうですが、とりあえずは問題ありませんでした。(誰かこのへんのこと詳しい人がいたら教えてほしいです・・・3gp形式とかの対応ができませんでした)

Mediubuntuをインストールする
これにより、Ubuntu標準ではついてこないコーデックなどをインストールできる。
インストールする必要があるのかないのかわからんが、とりあえず入れておく。

自分の使用しているUbuntuのバージョンを判別してMedibuntuのソースを追加?
$ sudo wget --output-document=/etc/apt/sources.list.d/medibuntu.list http://www.medibuntu.org/sources.list.d/$(lsb_release -cs).list

リポジトリ一覧を再読み込み
$ sudo apt-get --quiet update

Medibuntuの公開鍵を追加
$ sudo apt-get --yes --quiet --allow-unauthenticated install medibuntu-keyring

リポジトリ一覧を再読み込み
$ sudo apt-get --quiet update

リポジトリ上のソフトウェアをすべてアップデート
$ sudo apt-get upgrade

※ここでsambaのアップグレードが入り、confファイルのマージを行った

コピーライトDVDのコーデックと、その他のコーデックをインストール
$ sudo apt-get install libdvdcss2 non-free-codecs w64codecs
※32bitの場合はw64codecsが別の名前となっている

なんかよくわからんが入れる
sudo apt-get install libavcodec-unstripped-52 libavdevice-unstripped-52 \
libavformat-unstripped-52 libavutil-unstripped-49 libpostproc-unstripped-51 \
libswscale-unstripped-0 libavcodec-unstripped-52

ffmpegをインストールする
$ sudo apt-get install ffmpeg

対応形式を確認する
$ ffmpeg -formats
h264などがあればよし?

※libx264というのはh264コーデックでエンコードするためのffmpeg外部のライブラリ
実際にエンコードを行う場合には、以前なら「-vcodec h264」としていた箇所を、
「-vcodec libx264」とすれば良い。aacも、libfaacとする。らしい。

参考:
http://www.pigumer.gr.jp/wiki/index.php/Ubuntu_10.04%E3%81%ABffmpeg%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%97%E3%81%A6iPod_touch%E7%94%A8%E3%81%AEmp4%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90
http://ryubuntu.blogspot.com/2011/05/medibuntu.html
http://komotan.exblog.jp/13306159/
http://mstssk.blogspot.com/2008/12/encode-video-with-h264aac-codecs-by.html
http://www.degi.saloon.jp/archives/6706.html
http://blog.justoneplanet.info/2008/11/12/centos%E3%81%ABffmpeg%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86/
http://tadachi.txt-nifty.com/blog/2010/01/linuxboxmediato.html


ffmpegインストール(失敗編)
失敗しすぎてあまり記録はとっていませんが、最後にやった作業の概要だけでも。

$ sudo apt-get remove ffmpeg x264 libx264-dev
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install build-essential checkinstall git libfaac-dev libjack-jackd2-dev \
libmp3lame-dev libopencore-amrnb-dev libopencore-amrwb-dev libsdl1.2-dev libtheora-dev \
libva-dev libvdpau-dev libvorbis-dev libx11-dev libxfixes-dev libxvidcore-dev texi2html \
yasm zlib1g-dev

※gitだけ「パッケージgitはデータベースには存在しますが、利用できません。」
と出たが、一応すでにインストールされているみたいなのでこのまますすめる。

$ cd
$ git clone git://git.videolan.org/x264
$ cd x264
$ ./configure --enable-static
make
sudo checkinstall --pkgname=x264 --pkgversion="3:$(./version.sh | \
awk -F'[" ]' '/POINT/{print $4"+git"$5}')" --backup=no --deldoc=yes \
--fstrans=no --default

その後、確かffmpegのソースコードを取得してmakeしたら、
x264か何かのエラーが出て先に進めなかった。


ffmpegthumbnailerインストール
これをインストールすることにより、PS3などで動画のサムネイルを表示することができます。
一般のDLNAクライアントにはサムネイル表示機能ないのであまり意味ありませんが・・・。

$ sudo apt-get install ffmpeg ffmpegthumbnailer

mediatombの設定を変更
$ sudo vi /etc/mediatomb/config.xml

<ffmpegthumbnailer enabled="no">"yes"

$ sudo /etc/init.d/mediatomb restart


これでps3から見るとサムネイルがが!
ffmpegのインストール失敗に5時間以上は費やしたので苦労した分は嬉しい

トランスコーディング
PS3などの非対応形式があるクライアントのために、サーバー側で展開する処理を有効にします。

$ sudo vi /etc/mediatomb/config.xml

 <transcoding enabled="no">"yes"
<mimetype-profile-mappings>を編集
<transcode mimetype="video/x-flv" using="vlcmpeg"/>
<transcode mimetype="application/ogg" using="vlcmpeg"/>
<transcode mimetype="application/ogg" using="oggflac2raw"/>
<transcode mimetype="audio/x-flac" using="oggflac2raw"/>
をコメントアウト
代わりに
<transcode mimetype="video/flv" using="ffmpeg-video" />
<transcode mimetype="video/x-flv" using="ffmpeg-video" />
<transcode mimetype="video/x-quicktime" using="ffmpeg-video"/>
<transcode mimetype="video/quicktime" using="ffmpeg-video"/>
<transcode mimetype="application/ogg" using="ffmpeg-audio"/>
<transcode mimetype="audio/x-flac" using="ffmpeg-audio"/>
<transcode mimetype="video/x-ms-asf" using="ffmpeg-video"/>
<transcode mimetype="video/x-matroska" using="ffmpeg-video"/>
を追加
 
<profiles・・・の下に
<profile name="audio-generic" enabled="yes" type="external" >
<mimetype>audio/L16</mimetype>
<first-resource>yes</first-resource>
<accept-url>yes</accept-url>
<sample-frequency>44100</sample-frequency>
<audio-channels>2</audio-channels>
<hide-original-resource>yes</hide-original-resource>
<agent command="ffmpeg" arguments="-ac 2 -ar 44100 -y -i %in -f s16be %out"/>
<buffer size="1048576" chunk-size="4096" fill-size="1024"/>
</profile>

<profile name="video-generic" enabled="yes" type="external">
<avi-fourcc-list mode="ignore">
    <fourcc>DX50</fourcc>
    <fourcc>DM4V</fourcc>
    <fourcc>M4S2</fourcc>
</avi-fourcc-list>
<mimetype>video/mpeg</mimetype>
<accept-url>yes</accept-url>
<first-resource>yes</first-resource>
<hide-original-resource>yes</hide-original-resource>
<accept-ogg-theora>yes</accept-ogg-theora>
<agent command="/etc/mediatomb/mediatomb-transcode-ffmpeg-video" arguments="%in %out"/>
<buffer size="14400000" chunk-size="512000" fill-size="120000"/>
</profile>
を追加 
 
 
トランスコーディングに使うスクリプトを作成する

$ sudo touch /etc/mediatomb/mediatomb-transcode-ffmpeg-video
$ sudo chmod +x /etc/mediatomb/mediatomb-transcode-ffmpeg-video
$ sudo vi /etc/mediatomb/mediatomb-transcode-ffmpeg-video 
 
#!/bin/bash
 
FFMPEG_PATH="/usr/bin/ffmpeg"
INPUT="$1"
OUTPUT="$2"
VIDEO_CODEC="mpeg2video"
VIDEO_BITRATE="4096k"
VIDEO_FRAMERATE="25"
AUDIO_CODEC="mp2"
AUDIO_BITRATE="192k"
AUDIO_SAMPLERATE="44100"
AUDIO_CHANNELS="2"
FORMAT="dvd"
exec "${FFMPEG_PATH}" -threads 4 -i "${INPUT}" -vcodec ${VIDEO_CODEC} -b ${VIDEO_BITRATE} \
-r ${VIDEO_FRAMERATE} -acodec ${AUDIO_CODEC} -ab ${AUDIO_BITRATE} -ar ${AUDIO_SAMPLERATE} \
-ac ${AUDIO_CHANNELS} -f ${FORMAT} - > "${OUTPUT}" 2>/dev/null


※-threads 4 はCPU搭載数が4なので4にしてみた
※CPU搭載数は $ cat /proc/cpuinfo | grep processor で確認
 
$ sudo /etc/init.d/mediatomb restart
これで完了!PS3で見てみると、今まで未対応の形式と言われていたファイルが閲覧できるようになりました。 



UbuntuでDLNAサーバー(2/3)

ここから具体的なインストールです。

1.MeidaTombインストール

認証キーを取得(?)
$ wget -q http://apt.mediatomb.cc/key.asc -O- | sudo apt-key add -

mediatombのリポジトリを追加(?)
$ sudo vi /etc/apt/sources.list.d/mediatomb.list
deb http://apt.mediatomb.cc/ etch main

mediatombのインストール
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mediatomb

2.MeidaTomb自動起動化
$ sudo vi /etc/default/mediatomb

NO_START="no"""


2.設定ファイル編集
最初にバックアップをとっておく
$ sudo cp -p /etc/mediatomb/config.xml /etc/mediatomb/config.xml.org

編集する(※アヤシイので注意)
$ sudo vi /etc/mediatomb/config.xml

<server>の下を変更
<protocolInfo extend="no"/>"yes"

<import hidden-files="no">の下に追加
<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>
<metadata-charset>CP932</metadata-charset>


<extension-mimetype ignore-unknown="no">の下に追加

<map from="jpg" to="image/jpeg"/>
<map from="jpeg" to="image/jpeg"/>
<map from="m4v" to="video/mp4"/>
<map from="mp4" to="video/mp4"/>
<map from="m4a" to="audio/mp4"/>
<map from="mpg" to="video/mpeg"/>
<map from="mpeg" to="video/mpeg"/>
<map from="avi" to="video/divx"/>
<map from="divx" to="video/divx"/>
<map from="asf" to="video/x-ms-wmv"/>
<map from="ts" to="video/mpeg"/>
<map from="mts" to="video/mpeg"/>
<map from="m2ts" to="video/mpeg"/>
<map from="mov" to="video/x-quicktime"/>
<map from="vob" to="video/mpeg"/>
<map from="oma" to="audio/x-sony-oma"/>
<map from="aa3" to="audio/x-sony-oma"/>

<mimetype-contenttype>の下に追加

<treat mimetype="video/quicktime" as="mov"/>
<treat mimetype="video/x-quicktime" as="mov"/>
サーバー再起動
$ sudo /etc/init.d/mediatomb restart

これでログにエラーが出力されていなければOKです
$ more /var/log/mediatomb.log


3.公開ディレクトリ作成

mediaディレクトリ作成
※アクセス権がよくわからないので弱めに設定しています

$ sudo mkdir /home/media
$ sudo chown mediatomb /home/media
$ sudo chmod 775 /home/media

いろいろ試したところ、公開するフォルダ・ファイルにはotherに対してR権限が必要っぽいです。
/home/mediaは今回はsambaで公開することにしたので、
/etc/samba/smb.confに/home/mediaの記述をして、"create mask"と"directory mask"をそれぞれ755にしました。

mediaフォルダにwindowsで再生できる動画・画像ファイルなんかをコピーしておきます。


4.公開ディレクトリ指定
今回はWindows機のブラウザを使って指定します。
マイネットワークに"MediaTomb"が表示されているのでそれを右クリックして"デバイスのWEBページを表示"を選択。そうするとブラウザが立ち上がってMediaTombの設定画面に入ります。

>Filesystemクリック
>/home/mediaディレクトリをクリックして右上の"○に+"のボタンをクリック
※この時パーミッションエラーが出る場合はmediaディレクトリの権限がおかしい

>Scan設定をする
Scan Mode: Timed
Scan Level: Full
recursiveチェック

>setボタン

※アクセス権の変更はscanされ直すまで反映されないっぽいので
試行錯誤する際はいったん公開を削除して追加しなおしたほうが早い

>Databaseクリック
追加したmediaフォルダを含むツリーが表示されていればOK。
mediaフォルダにファイルを置いたファイルが右ペインに表示され、かつ、クリックして404エラーが表示されなければOKです。404が表示されるようであればアクセス権に問題があるでしょう。いちど777にでもしてみて、mediaフォルダの登録を削除、再度Filesystemから登録して確認してみましょう。


以上でインストール完了です。



5.確認(Windows)
今回はRDLNAを使います。
RDLNAを立ち上げ「接続先」にUbuntuサーバーのホスト名かIPを入力し、「接続」。
ツリーが表示されたら成功です。

この時点でRDLNAにVLCパスを指定しておけば動画再生も可能です。
先ほどmediaフォルダに入れた動画ファイルを再生してみましょう。

RDLNAはVLCが対応したファイルのみが再生可能なので、例えば画像なんかは一旦ダウンロードしないと見られません。こういうファイルはWindows Media Playerで閲覧します。
というかそもそもsambaで公開しているので共有フォルダから(ry

ちなみにうちの環境ではMediaTombのWEBUIはポート49152でした。RDLNAも49152に対して通信をしようとしていると思います。もしポートが違う場合はprofile.iniを変更すればOKです。
RDLNAを一度起動して接続に失敗したあと終了させると、同じフォルダにprofile.iniというファイルが作成されるはずです。
通信が成功した後に保存されるフォーマットは↓
RDHOST=ホスト名
RDMAC=XX:XX:XX:XX:XX:XX  MACアドレス
VLCPATH=C:\Program Files (x86)\VideoLAN\VLC\vlc.exe
RDPORT=49152
となっています。失敗した場合はちょっと足りませんので設定変更ができません。
なので↑のフォーマットをprofile.iniに貼りつけ、RDHOST/RDMAC/RDPORTを今回の環境に合わせればポート指定して通信できます。


5.確認(MAC)

VLCをインストールして立ち上げます。
メニューのメディア->サービスの検出で"Universal Plug'n'Play"をチェック。
これでプレイリストに?が現れますので、その左の三角ボタンを押して展開すると、"MediaTomb"というサーバーが見えます。
先ほどmediaフォルダに入れた動画ファイルを再生してみましょう。
まぁこちらも、共有フォルダから(ry

6.確認(PS3)

PS3のXBM(?)のビデオに"MediaTomb"というサーバーが見えます。
これを辿ればmediaフォルダがあり、動画ファイルを再生できます。
ただしPS3は再生できる形式に制限がありますので、その場合は「非対応の形式です」?のようなアイコンが現れることになります。


参考:
http://mediatomb.cc/
http://mediatomb.cc/pages/documentation
http://www.ps3wiki.net/index.php?%E7%8E%84%E7%AE%B1PRO%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9FPS3%E7%94%A8DLNA%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E6%A7%8B%E7%AF%89%E6%89%8B%E9%A0%86
http://www.ps3wiki.net/index.php?%E7%8E%84%E7%AE%B1PRO%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9FPS3%E7%94%A8DLNA%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E6%A7%8B%E7%AF%89%E6%89%8B%E9%A0%86





UbuntuでDLNAサーバー(1/3)

Ubuntuは去年NASとして構築しましたが、いまいち活用できていません。
というわけでDLNAサーバーとして機能拡張してみました。

自宅はNASの他に
Windowsデスクトップ、Windowsノートx2、MACデスクトップ、MACノートがあります。
家族と動画を共有するためにもDLNAサーバーがあると便利かなぁと思いました。
ただ、家族は皆パソコンをもっているし、ファイルサーバーにアクセスして直接動画を再生すれば良いのですけどね。わざわざPS3見る必要もなければ、DLNAクライアント物理機器もありません。まぁ気分です。



まずDLNAサーバーについてです。有名所はこんなところです。
Windows Media Player 12(Windows 7のみ)
簡単な設定ですぐ使えます。
ただ普段遣いのクライアントWindowsをサーバーにするのも嫌だし、
WMPのDLNAクライアント機能が腐っていて信用できません。

PS3 Media Server
なかなか評判がよく迷いましたが、PS3で見たいわけじゃないのでやめときました。

Mediatomb (Linux)
今回はこれにしました。情報がネット上にたくさんあるし、拡張性も高そうです。

DLNAサーバー(メディアーサーバー)の利点は、例えばPS3では再生できない形式のファイルも、サーバー側で一般的な形式に変換して配信できることです。トランスコーディング機能と言われています。



次にDLNAクライアントについて。
Windows
Windows Media Player 11?/12
うちの環境だけかもですが、音でないしファイルが3つに見えるしフォルダ構造が再現できないし最悪でした。

RDLNA+VLC
もともとVLCはDLNAクライアント機能があるのですが、ブラウジング機能がありません。
VLCにDLNAのURLを渡すためにRDLNAをつかいます。
本来は別目的のソフトですがこれが鉄板ぽいです。


MAC
VLC
他にもいくつかありそうでしたが、WindowsでもLinuxでもつかえるのでこれでいきました。
MAC版の場合はなぜかブラウジング機能がありますので、VLC単体で可能です。
ポイントは設定で、標準だと毎回DLNAクライアントONにしてデインターレースONにしないといけません。
メニューの設定から「すべて」を選択して、ビデオの項目からデインターレースON、方式をブレンド。さらにどっかの項目からサービスの検出でUPnPをON。この状態で再起動すれば毎回その設定で動作する。


続く





RDで録画した番組の暗号化を解除する?

2chに面白いネタがあったのでまとめてみました。

TOSHIBAのDVDレコーダーには最近はUSB-HDDがつくようになっているのですが、
それを使って地デジにかかる暗号化を解除しようというものらしいです。
ちょうどうちはRD-S1004Kという製品を使っているので非常に興味深い記事でした。

手順としては
1.番組を録画
2.番組をUSB-HDDに移動
3.USB-HDDをLinuxに繋げて、番組のコピー禁止フラグをOFF
4.番組をUSB-HDDから内蔵HDDに移動
5.番組をDLNAプロトコル経由でPCにダウンロード
6.番組からProtected Content Packetヘッダーを削除
だそうです。

概要としては、
本来、TOSHIBAのDVDレコーダーはDTCP-IPで暗号化されたものを配信するDLNAサーバー機能を有していて、暗号化された番組しか配信できません。それをゴニョゴニョすると、暗号化されていないファイルが配信できる。しかし、本来は暗号化したものしか想定されていなくて、ちょっとしたゴミがついているので、最後にそれを取り除く。という流れです。


ポイントを解説
3.USB-HDDをLinuxに繋げて、番組からコピー禁止フラグをOFF
USB-HDDをLinuxから見ると、Linuxで読めるファイルシステムになっているそうです。
それをそのままマウントし
/media/UDF Volume/DVD_HDVR/HR_MANGR.IFO
というインデックス?ファイルを書き換えることになるそうです。

0x04DA番地にある0x2C値を=>0x24に書き換える。
この値はタイトル毎にあるようで、その場合は同ファイルの
0x20 0x2C 0x23 と続いた値があれば 0x20 0x24 0x23 に無条件に書き換えることで対処できるそうです。

さらに今度は、動画本体のコピー禁止フラグもOFFにします。
/media/UDF Volume/DVD_HDVR/HDVR_SOB/*.SRO
というのが動画本体で、
SROファイルの構造は
000000-00007F 東芝ヘッダ
000080-007FFF (データA)
008000-00807F 東芝ヘッダ
008080-00FFFF (データB)
010000-01007F 東芝ヘッダ
010080-01FFFF (データC)
となっていて、東芝ヘッダからみたオフセット0x1C番地にある0x40値を=>0x00に書き換えるそうです。
東芝ヘッダは1つのファイルに複数ある(?)そうで、それらすべてを書き換える必要があるようです。

この時点でコピーフリーな番組ができあがるようです。


4.番組をUSB-HDDから内蔵HDDに移動
これは必須だそうで、この段階でおそらく暗号化が解除されているんじゃなかろうかと言われていました。
これをやらずにPCにダウンロードしても、暗号がかかっていて見られないそうです。

5.番組をDLNAプロトコル経由でPCにダウンロード
これは、WindowsのRDLNAというクライアントソフトウェアを使うとよいようです。
このソフトはDTCP-IPには対応していませんが、暗号化されていないファイルなので問題ありません。

6.番組からProtected Content Packet情報を削除
この状態でも、PS3だと閲覧可能らしいですが、たいていのプレイヤーではノイズが発生したり強制終了したりします。
ファイルからある情報を削除する必要があります。
ここにかかれた情報をもとに削除するといいらしい。


以上です。

おまけ
DVDレコーダーの設定が必要です。

設定メニュー→ネット機能設定→イーサネット利用設定
・利用するを選択
・本体名を控える→DLNAクライアントで使用
・本体ユーザー名パスワードを指定する
・ダビング要求=受け付ける
・グループ名とグループパスワードはWindows機のワークグループ名と同じ値にする
・ネットdeレック/サーバー設定=使う

よくあるエラー
「再生できませんでした」
詳細:USB-HDDをRDに戻したあと、USB-HDDに関する移動ができなかったり再生ができない。
原因:USB-HDDを抜く前にUSB→HDDの切り替えをしていない。
対応:USB→HDD→USBかRD再起動。

「コピープロテクションを検出しました」
詳細:IFO/SROの編集が終わったあと、USB-HDDからRDへデータを戻すときに発生。
原因:SROにコピープロテクションフラグが残っている。
対応:SROの全東芝ヘッダのコピープロテクションを除去する。

DTCP-IPとDLNAについて
DLNAはメディアサーバー機能のプロトコル。
それを暗号化する方式がDTCP-IP。(はっきり言及した情報ないので不正確)
単なるDLNAのクライアントは各OSにいくつか存在するが、
DTCP-IPに対応したクライアントは無償では存在しない。
たいていはメーカーPCを買った際についてくる。あとはPS3。
個人で新規に入手するには
DiXiM Digital TVくらいしか選択肢が無い(あとはCyberLink SoftDMAも・・・?)
これはWindows用で、LinuxやMACだと無いと思う。




無線LAN規格についてメモ

今まであまり良い情報に行き当たらなかったのですが
良い参考サイトを見つけたのでのっけておきます。

http://yamanjo.net/knowledge/others/others_15.html


各規格の特徴
IEEE802.11b
周波数帯域:2.4GHz
通信速度:11Mbps
メリット:安価、殆どの製品が対応
デメリット:遅い、g/Bluetoothに対して混信する

IEEE802.11g
周波数帯域:2.4GHz
通信速度:54Mbps
メリット:bと互換性あり
デメリット:なし?

IEEE802.11a
周波数帯域:5GHz
通信速度:54Mbps
メリット:混信しない
デメリット:b/gと互換性なし、屋内使用

IEEE802.11n
周波数帯域:2.4GHz/5GHz
通信速度:300Mbps(法律上)
メリット:速い、他の全てと互換性あり
デメリット:なし?


周波数帯域の特徴
2.4GHz
メリット:回折が強く、障害物に強い
デメリット:Bluetoothやレンジを含むいろんな機器と干渉する

5GHz
メリット:他機器と今のところ干渉しない
デメリット:回折が弱く、障害物に弱い


規格互換性
アクセスポイントは周波数帯域に応じて複数の規格に対応している。
2.4GHzのb/g/nで上位互換、5GHzのa/nで上位互換の関係にあり、
2.4GHzならb/g/nに対応可能。5GHzならg/nに対応可能。
2.4GHzでb/g/nのアクセスポイントなら、クライアントが対応している2.4GHzの最上位規格でつながり、
同様に5GHzでa/nのアクセスポイントなら、クライアントが対応している5GHzの最上位規格で繋がる。

最近のアクセスポイントは2.4GHz/5GHz、さらに全規格同時通信が可能であり、
1つの物理機器で複数の論理アクセスポイントを設置可能。

LAN用とWAN用
最近のアクセスポイントはLAN用アクセスポイントとインターネット用アクセスポイントを分けて設置することができ、インターネット用のアクセスポイントからはLANに入れない。
現状、DSなどのおもちゃWIFI機器でセキュリティの高い通信に対応してない場合があり、そういった機器でインターネットをするためにわけることができる。


セキュリティ
参考:
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/trend/20030627/wsec.html
http://bogus.jp/wp/?p=419
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa4851089.html

現状、認証方式:WPA2の暗号方式:AESという方式が高セキュリティで一般的に使われている。

歴史としては、まずWEPによる暗号化が普及した。しかしWEPは脆弱性があり解読される危険が表面化してきた。その頃恒久対策となる案がまだなかったため繋ぎとしてWPA+TKIPが普及した。その後、WPA2+AESが標準化されて普及した。

無線LANのリスクは大きく2つあり、
1.通信内容の傍受
2.家庭LANの侵入
このうち、1は暗号方式などによって回避、2はパスワード管理によって回避する。
※この話は言及しているサイトが見つからなかったので推測


認証方式について
認証なし
セキュリティなし
但し、たぶん暗号化有無については問わないと思う。
認証なし+WEPはOKだと思われる。その場合はパスワードが必要になると思う。

WPA
セキュリティあり
TKIP+WEPによる動的鍵交換によってセキュリティを高める。
WEPの危険性が表面化してきたが、次世代セキュリティ規格の標準化は時間がかかるため、今で言うWPA2の一部だけを段階的に標準化した規格。
認証なし+WEPのアクセスポイントからファームウェアのアップデートだけで対応できる。
WPAではTKIP+WEPのサポートが必須で、TKIP+AESはオプション扱い。

WPA2
TKIP+AESによる動的鍵交換によってセキュリティを高める。
更に、鍵の変化を(アクセスポイント/クライアント両方の)ハードウェアでサポートすることにより、高速な鍵交換を可能とする。
WPA2ではTKIP+AESのサポートが必須で、TKIP+WEPはオプション扱い。


暗号方式
WEP(=RC4)
静的な鍵で暗号化する方式。
TKIP(=TKIP+RC4)
本来は(意味合い的には)動的に鍵を変化させる仕組みのことで、
現在はWEPにTKIPを組み合わせた方式のことを指す。
よって一般的には暗号方式の一つとして認識されている。
AES(=TKIP+AES)
本来はただの暗号方式のことだが、
現在は動的に鍵を変化させる意味合いも含む。