今まであまり良い情報に行き当たらなかったのですが
良い参考サイトを見つけたのでのっけておきます。
http://yamanjo.net/knowledge/others/others_15.html
各規格の特徴
IEEE802.11b
周波数帯域:2.4GHz
通信速度:11Mbps
メリット:安価、殆どの製品が対応
デメリット:遅い、g/Bluetoothに対して混信する
IEEE802.11g
周波数帯域:2.4GHz
通信速度:54Mbps
メリット:bと互換性あり
デメリット:なし?
IEEE802.11a
周波数帯域:5GHz
通信速度:54Mbps
メリット:混信しない
デメリット:b/gと互換性なし、屋内使用
IEEE802.11n
周波数帯域:2.4GHz/5GHz
通信速度:300Mbps(法律上)
メリット:速い、他の全てと互換性あり
デメリット:なし?
周波数帯域の特徴
2.4GHz
メリット:回折が強く、障害物に強い
デメリット:Bluetoothやレンジを含むいろんな機器と干渉する
5GHz
メリット:他機器と今のところ干渉しない
デメリット:回折が弱く、障害物に弱い
規格互換性
アクセスポイントは周波数帯域に応じて複数の規格に対応している。
2.4GHzのb/g/nで上位互換、5GHzのa/nで上位互換の関係にあり、
2.4GHzならb/g/nに対応可能。5GHzならg/nに対応可能。
2.4GHzでb/g/nのアクセスポイントなら、クライアントが対応している2.4GHzの最上位規格でつながり、
同様に5GHzでa/nのアクセスポイントなら、クライアントが対応している5GHzの最上位規格で繋がる。
最近のアクセスポイントは2.4GHz/5GHz、さらに全規格同時通信が可能であり、
1つの物理機器で複数の論理アクセスポイントを設置可能。
LAN用とWAN用
最近のアクセスポイントはLAN用アクセスポイントとインターネット用アクセスポイントを分けて設置することができ、インターネット用のアクセスポイントからはLANに入れない。
現状、DSなどのおもちゃWIFI機器でセキュリティの高い通信に対応してない場合があり、そういった機器でインターネットをするためにわけることができる。
セキュリティ
参考:
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/trend/20030627/wsec.html
http://bogus.jp/wp/?p=419
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa4851089.html
現状、認証方式:WPA2の暗号方式:AESという方式が高セキュリティで一般的に使われている。
歴史としては、まずWEPによる暗号化が普及した。しかしWEPは脆弱性があり解読される危険が表面化してきた。その頃恒久対策となる案がまだなかったため繋ぎとしてWPA+TKIPが普及した。その後、WPA2+AESが標準化されて普及した。
無線LANのリスクは大きく2つあり、
1.通信内容の傍受
2.家庭LANの侵入
このうち、1は暗号方式などによって回避、2はパスワード管理によって回避する。
※この話は言及しているサイトが見つからなかったので推測
認証方式について
認証なし
セキュリティなし
但し、たぶん暗号化有無については問わないと思う。
認証なし+WEPはOKだと思われる。その場合はパスワードが必要になると思う。
WPA
セキュリティあり
TKIP+WEPによる動的鍵交換によってセキュリティを高める。
WEPの危険性が表面化してきたが、次世代セキュリティ規格の標準化は時間がかかるため、今で言うWPA2の一部だけを段階的に標準化した規格。
認証なし+WEPのアクセスポイントからファームウェアのアップデートだけで対応できる。
WPAではTKIP+WEPのサポートが必須で、TKIP+AESはオプション扱い。
WPA2
TKIP+AESによる動的鍵交換によってセキュリティを高める。
更に、鍵の変化を(アクセスポイント/クライアント両方の)ハードウェアでサポートすることにより、高速な鍵交換を可能とする。
WPA2ではTKIP+AESのサポートが必須で、TKIP+WEPはオプション扱い。
暗号方式
WEP(=RC4)
静的な鍵で暗号化する方式。
TKIP(=TKIP+RC4)
本来は(意味合い的には)動的に鍵を変化させる仕組みのことで、
現在はWEPにTKIPを組み合わせた方式のことを指す。
よって一般的には暗号方式の一つとして認識されている。
AES(=TKIP+AES)
本来はただの暗号方式のことだが、
現在は動的に鍵を変化させる意味合いも含む。
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