最近知ったけど、今使っているWestern Digital WD20EARSRには
InteliPartという独自機能があって、これは8秒間ディスクアクセスがなかったときに
ヘッダを自動退避させる省電力機能らしい。
実態はよくわかっていないが、一般に省電力機能はHDDにダメージがある。
参考:
まずは現状を把握してみる
$ sudo apt-get update$ sudo apt-get install smartmontools
$ sudo smartctl -a /dev/sda | grep Load_Cycle_Count
193 Load_Cycle_Count 0x0032 001 001 000 Old_age Always - 1031338
この一番右の数値がヘッダの退避回数らしい
このマシンを組んだのがだいたい2010/8/29くらいで、今が2012/1/21。
だいたい1.5年だとして365*1.5=548日、1031338/548で、一日1882回くらいヘッダ退避していることに・・・w
このInteliParkの設定を変更できるツールがWestern Digitalで公開されている。
wdidle3.exeをダウンロードする。
※自己責任で、しかも動作が不安定らしいので要注意
メーカーではもう公開されていないという情報もあり
一応別会社の公開ページも載せておく
※非メーカーサイトなのでより自己責任で
現在WDで公開中が1.05で、後者が1.03だった。
wdidle3は接続されているHDD全てに設定を施すらしい。
設定しないHDDがUbuntu側にあれば外しておいた方がいいかも。
※対応したHDD以外は適用外だったと思うので多分大丈夫だが
次にこのwdidle3.exeをUbuntuに載せているマシンで実行するため
FreeDOSをダウンロードする。
で、このFreeDOSをUSBメモリに入れるためにUNetbootinをWindows上でダウンロードする。
→今回の手順だとUSBメモリが必要
UNetbootin
※Linux用もある
UNetbootinを起動する
ディストリビューションを選択する: FreeDOS 1.0
タイプ: USBドライブ
ドライブ:※USBドライブのドライブ
そしてOK→終了 ※再起動はダメ
このUSBにwdidle3.exeを入れ、Ubuntuマシンに挿してUbuntu再起動
$ sudo shutdown -r now
※USB起動するようにBIOSメニューやブートメニューで調整すること
UNetbooinメニューが表示されるのでDefaultを選択。
次にFreeDOSメニューが表示されるので3. FreeDOS Live CD with HIMEM + EMM386 を選択。
A:/>と表示されたらFreeDOS起動。
USBメモリに入れたwdidle3.exeはBドライブに入っているので
> B:
※英語キーボードになっていた、この場合はshift+;で:になる
まずは現状確認
> wdidle3.exe /r
※フォルダ移動などでチルダが必要な場合はshift+半角
今回は2台のHDDが接続してあり
Model: WDC WD20EARS-00MVWB0Serial: WD-WMA・・・Idle3 Time is enabled and set to 8.000 seconds.
という表記が2台分ありました。
次にInteliParkを解除する
> wdidle3.exe /dModel:・・・Serial:・・・Idle3 Time is disabled.
という表記が2台分表示された。
最後に現状確認
> wdidle3.exe /r
Model:・・・Serial:・・・Idle3 Time is disabled.
という表記が2台分表示された。
これで良さそう。
USBドライブを抜いて電源ボタンで強制終了→再起動。
※再起動コマンドがわからなかった
Ubuntuに戻り、先ほどのsmartctlコマンドを実行し退避回数を確認。
しばらくしてから再実行して増えないことを確認する。
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